2024年10月17日に発表されたX(旧Twitter)の利用規約改訂。
簡潔にまとめると11月15日以降
X(旧Twitter)にイラストを投稿すると、AI学習されるとのこと。
AI学習に関する今回の内容は、Vtuber・イラストレーター(以下、絵師様)を始め多くの人達に衝撃を与えネット上では大きな騒ぎとなっています。
うわぁ…AIについては最近色々と悪い噂とか聞くけど、今回の発表は辛すぎるよ…💦
記事執筆時点(2024年10月20日)でも、Twitter上での騒ぎは続いてるみたいね…。
この記事では今回のAI学習事件をメインに
AI技術の進化についてVtuber業界を中心とした各分野から見た反応・感想をお話しします。
◆X(旧Twitter)のダウンロードはこちら⬇️
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【最初に】周りの反応と対策
まず最初に今回の利用規約改定を見た周りの方々の対策・反応についてお話ししますね。
対策
今回のX(旧Twitter)の利用規約改訂発表の後、ある対策を行なっている方が多く見られました。
それはX(旧Twitter)以外のサービス
Blueskyに移行すること。
◆Blueskyのダウンロードはこちら⬇️
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Blueskyについて簡単に説明すると、性能自体はX(旧Twitter)によく似ているのですが
一番の違いは分散型SNSであることですね。
X(旧Twitter)は中央集権型SNSであり、ひとつのサーバーのみを使って運用しているため、そのサーバーが停止するとサービス自体も使えなくなります。
一方Blueskyの分散型SNSは複数のサーバーを用いて1つのSNSを運用するため、1つのサーバーが停止しても他のサーバーが生きている限り引き続き同じサービスが使えるわけです。
◆下記記事に更に詳しい内容が載っているので合わせてご覧ください。
X(旧Twitter)と操作性が似ていることから、AI学習の防止対策としてBlueskyに移行を始めている絵師様やVtuberが一定数存在しましたね。
ちなみに自分はBlueskyへの以降については、まだ様子見かな?
反応
X(旧Twitter)で見かけた絵師様・Vtuberの反応についていくつか紹介します。
【絵師様の反応】
●今後イラストはBlueskyに全て投稿する。
●X(旧Twitter)以外動かすの面倒だし、一旦様子見かな?
●娘ちゃん達(担当Vtuber)も困ってるって何人も相談しにきてる。
●これまで投稿してきた思い出(イラスト)を全て消すことなんて簡単に出来るわけがない。
【Vtuberの反応】
●運用するかはわからないけど、Bluskyのアカウントは作っておいた。
●好きな絵師様のイラストが気軽にX(旧Twitter)で見れなくなるのは悲しすぎる。
●出たばかりの情報だし、Blueskyへ引っ越しする予定は今の所ない。
上記のように人それぞれ様々な意見が出ていましたね。
出たばかりの情報に対して、既に色々な意見があるんだね。最終的にどうなるのか心配になってきた…。
X(旧Twitter)で好きな絵師様のイラストを見かけたら、消される前に個人観賞用として早めに保存しておくといいかもね…。
進化し続けるAI技術への反応
次にここ数年一気に進化を続けているAI技術に対して、各分野の人々はどのように感じているのか調べてみました。
絵師様(イラストレーター)
まず絵師様に関しては
自身が描いたイラストをAIに読み込ませて学習させることを禁止している方が殆どです。
実際に殆どの絵師様のプロフィールには、AI学習禁止の文字が記載されています。
自分はイラストレーターではないのですが、考えてみると絵師様がAI学習を禁止している理由が分かりますよ…。
※子供の頃の将来の夢は漫画家で、高校時代は美術部出身だったけど…。
自分が努力し続けて身につけたイラストスキル
好きなイラストを仕事にしている充実した生活
その両方が【たったひとつのAI技術によって数分のうちに全て奪われてしまう】ことは、屈辱的で辛すぎる気持ちになりますよね…。
お金を稼ぐための要素がひとつのAIによって全て奪われてしまうのは悲しすぎるよ…。
自分自身の個性・商品価値を守るため
そして自分自身の生活を守るために、殆どの絵師様はAI学習を禁止しているのだと思われます。
ちなみにここから先は自分の想像になるのですが、このままX(旧Twitter)がイラストのAI学習機能を搭載した場合、とある行動をとる人が一気に増えると予想します。
その行動とは
pixivFANBOXに課金して
イラストを楽しむこと
◆pixivFANBOXの公式サイトはこちら⬇️
このFANBOXについてですが、多くの絵師様がアカウントを所持して運営しています。
絵師様が指定する金額を課金することで、他のSNSには投稿されていないイラストや記事などを見ることができます。
もちろんFANBOXへの投稿自体がAI学習を100%防止出来るとは限りません。
しかしX(旧Twitter)にイラストを投稿する絵師様が減る可能性がある以上、このような課金サービスでイラストを見て楽しむ人が今後更に増えるのではないかと予想します。
自分も立ち絵を描いてもらう予定の絵師様が、最近FANBOXを始めたらしく凄く気になってる…。
セルフ受肉Vtuber
セ…セルフ受肉Vtuber…何それ?
高級なお肉の仲間…?🍖
と思われた方が大半だと思うので説明すると
バーチャルYouTuber界隈の用語の1つ。
VTuber用の2Dモデル(もしくは3Dモデル)を自分で作り、自らVTuberになることを指す。モデル用のイラストを作ったり、Live2Dで実際に動かすといった過程を、すべてセルフで行う。
引用元:ピクシブ大百科「セルフ受肉」
大半の人は絵師様に頼んで立ち絵やLive2Dモデルを作ってもらうのですが
セルフ受肉Vtuberはイラスト制作・Live2D制作などを全て自分で行って、自分自身がVtuberとなって活動しています!※間違ってもお肉の仲間ではないよw
自分で高クオリティのイラストを描いて動かしてる神スキル、凄く羨ましい…!(元美術部の感想)
自分がセルフ受肉Vtuberと聞いて、パッと思い浮かぶのは下記の方々でしょうか。
●しぐれうい
●蒼彩なび
●ななかぐら(Vtuber名義はカグラナナ)
自分自身でバーチャルアバターを作って動かしていても、絵師様(イラストレーター)という立場でもあるセルフ受肉Vtuber。
上記で説明したAI学習の禁止はもちろん
セルフ受肉だと下手すればVtuberとしての活動も封じられる可能性があるため、普通の絵師様以上に警戒心が強めであると推測します。
実際にツイートの文面に書いてなくても、心の中では焦ってるのかも…。
調べてみたところ、しぐれういさんは今回のAI学習については触れてなかったね。
一般のVtuber
次に紹介するのは一般のVtuber。
セルフ受肉のように自分でイラストを描かず、絵師様に立ち絵を依頼している人達ですね。
自分も現在は一般Vtuber(個人勢)という立ち場で活動していて、ここ数ヶ月の間で同じ活動をしている仲間と何人か交流してきました。
その中で下記のような人達にも遭遇してきました。
●自分の立ち絵をAIに読み込ませないでほしい。
●AIイラストを使っている人はフォローしない。
●AIイラストを使っているのを見かけたらブロック対象にする。
もちろん現在活動しているVtuber全てが同じ考えというわけではないのですが、やはり一部の人達はAI技術に対して否定的でしたね。
実際に本人に聞いてるわけではないので推測の理由で大変申し訳ないのですが、AIに否定的な方達というのは
●とにかくVtuberやアニメキャラが大好きすぎる。小さい頃からアニメをたくさん見て育ってきたから、アニメの世界に強い憧れを持っている。
●Vtuberのアバターが自分自身の体。中の人という概念はなく、バーチャルアバターが本当の自分。
●バーチャルの世界(Vtuberの世界)で自分を応援してくれる人と多く出会えた。だからこそバーチャル世界を心から愛している。逆に現実世界は嫌い。
●好きな絵師様に体を作ってもらった=産んでもらったから、担当絵師様は第2のお母さん(ママ)であり心から愛している。
好きな自分・好きな世界・好きなお母さん
自分にとって天国のような楽園の環境を
AI技術によって壊されたくない。
自分の居場所を奪われたくないし、大好きな絵師様にも迷惑かけたくない。
以上のVtuberへの強い想いがあり、AIに否定的なのかなと考えますね。
その気持ち凄く分かるな…。人間誰だって好きなことを制限されたら奪われたら辛くなるよ。
このブログ記事の読者の中には、応援しているVtuberにファンアートを送っている人もいるかもしれません。
もしそのVtuberのことを心から応援し愛しているのなら、AIイラストではく絵師様にしっかりと依頼して描いてもらったイラストを送ってあげてください。
その方がイラストを貰ったVtuberも喜んでくれるはずだから。
高品質なファンアートを制作依頼するなら、ココナラというアプリ(サービス)がオススメ!
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AI技術に肯定的な分野は〇〇?
さて、ここまでVtuber関連の分野で活躍する人達の反応を紹介しましたが、殆ど否定的であることがお分かりいただけたかと思います。
しかし、AI技術を肯定的に受け止めている分野も存在することをご存知でしょうか?
その分野というのが
ブロガー
今の自分のようにブログを記載して生活している人達ですね。
その人達はAI技術を肯定的に捉え、むしろ積極的に有効活用している人達が多いです。
というのも近年はブログ執筆の際、SEO対策や良質な記事を生み出すため
ChatGPT-4oという高性能AIを使用することが推奨されています。
実際に自分が使っているConoHa WINGというブログサービスでも、AI技術を使ったブログ生成ツールが存在します。
◆AIブログ生成ツールについて、詳しくはこちらのサイトをご確認ください⬇️
確かにブロガーは基本イラストではなく文章がメインになる仕事であり、スキルが奪われるどころかむしろAIをフル活用していくことで読者の増加も期待できる。※あと収益も増加しやすくなる…w
以上のことから、ブロガー達にはAI技術は頼もしき相棒のような存在であり肯定的に捉えているわけですね。
否定的な評価になりやすいAI技術でも、肯定的に受け止めている分野もあるんだね。
実はこのブログ記事のタイトルもChatGPT-4oのサービスを使って書いているよ。
大手企業勢Vtuberの反応
さて、ここまでVtuberに関する色々な分野でAI技術に対する反応を見てきました。
ここで気になってくるのが、自分達のお手本のような存在である
大手企業勢Vtuberの反応
ホロライブ・にじさんじなど、大手企業勢Vtuberの方々は今回のAI騒動に対してどのような反応をしているのか。
AI騒動に反応している企業勢は〇〇人
実際に自分も大手企業勢VtuberのX(旧Twitter)をいくつか調べてみたのですが
残念ながらAI騒動に関するツイートはありませんでした。
自分の配信告知・コラボ配信のお知らせ・企業案件のお知らせなどがメインであり、ネガティブなツイートは発見されませんでした。
ネガティブ系のツイートを大手企業勢Vtuberが誰1人していないのは
事務所側からネガティブな内容・ファンを不安にさせる内容などのツイートが禁止されている可能性があるからだと思われます。
事務所のルールにより本当は言いたいことも言えないのは企業勢Vtuberのデメリットになるのですが、そのことについてはまた別のブログ記事にて詳しく記載します。
AI技術と大手企業勢Vtuberの関係性
ただ、AI技術全体の件について大手企業勢VtuberのSNSを調べてみると、このようなツイートを見つけました。
ホロライブ所属Vtuber「大神ミオさん」のツイートですが、文面に【AIイラストは使わないように運営(所属事務所)から止められている】という記載がありました。
このツイート文面から推測できることは
●少なくともホロライブはAIの利用を禁止している。
●所属タレントはAIに関する内容の発言・ツイートを禁止されている可能性がある。
ということですね。
今回のAI騒動で反応しているVtuberの大半が個人勢です。
個人勢は事務所のルールに縛られることがなく発言も自由にできるからこそ、今回の騒動で反応しているVtuberは個人勢が多かったのかなと思われます。
この自由な発言力こそ企業勢に負けない個人勢のメリットなのですが、詳しくはまた別の記事にて詳しく記載します。
ちなみに
AI技術の凄さいついて文面では認めている記載はありますが、実際に心の中ではどう思っているのかは本人のみ知るといった感じですね…。
今回は大神ミオさんを例に紹介したけど、他の大手企業勢VtuberもAI技術について同じ考えを持っている人が多いんじゃないかな?
終わりに
今回は2024年10月17日に発生したX(旧Twitter)がイラストをAI学習してしまう内容をメインに、AI技術について絵師様・Vtuberなどの反応をお伝えしました。
最終的にX(旧Twitter)がどのようになるのかは今の段階では想像出来ないけど、絵師様・Vtuber共に活動しやすい環境に少しでも改善されることを祈っています。
最後に…
絵師様のイラストをAIに読み込ませて学習させることは絶対辞めましょう!!
絵師様・Vtuberなど様々な人に迷惑がかかってしまうからね。
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今回のブログ記事はここまで。
最後までご覧いただきありがとうございました。